そもそも歯周病とは?

歯周病とは、プラーク(歯垢)が原因で歯茎の腫れ・出血に始まり、最後には歯がグラグラになって抜けてしまう病気のことをいいます。
プラークとは、歯に付着している粘着性の沈着物で、非常に多くの細菌とその産生物から構成されているもので、食べ物の残りかすや、糖分などを栄養として急速に増加します。また、喫煙や糖尿病は歯周病を悪化させる大きな要因でもあります。
《歯周病の症例》
●口臭がするようになる ●口の中がネバネバする ●歯茎(歯肉)が赤、紫色になる ●歯がグラグラする ●歯茎が下がって歯が長く見える(出っ歯になった) ●糖尿病にかかっている ●硬い物を噛むと痛い ●歯の表面にプラークが付着している ●歯肉が赤くなり、腫れ・出血が起こりやすくなる(歯肉炎)
など様々な症状が起こります。上記の症状が起きてしまった場合は、歯周病の症状がかなり進行していることが考えられます。
歯周病は進行すればするほど、治療が困難となり、長期間の治療が必要となります。
少しでも違和感を感じている方は当院にご相談ください。
◆診療の流れ◆
STEP.01 診査・診断
レントゲン撮影、歯周ポケット深さの測定、歯肉からの出血、歯の動揺、咬み合わせの検査、喫煙など生活習慣のチェックをさせていただきます。

STEP.02 治療計画の立案
診断に基づき、患者様おひとりおひとりに合った治療計画を立案します。

STEP.03 治療計画の説明と同意
治療を受ける患者さん自身の治療計画に対する同意と協力がなければ、治療は成功しません。歯周病は生活習慣病なので、歯みがきの徹底など患者さんの協力が治療結果を左右すると言っても過言ではないでしょう。

STEP.04 歯石の除去
歯石とは、プラークに唾液中のカルシウムが沈着して固まったものです。
歯石自体が歯周病の原因ではありませんが、歯石は歯ブラシでは除去できないため、周囲のプラークの除去を困難にします。

STEP.05 再評価検査
治療の効果を歯周ポケットの測定などにより調べます。

STEP.06 歯周ポケットの除去
歯周ポケットの中には、歯みがきをしても除去できないプラークが残ります。治療をしても歯肉の炎症・歯周ポケットが残った場合、外科的な方法により歯周ポケットの除去または歯周組織の再生をすることもあります。

STEP.07 定期検診
治療終了後も定期的な歯みがき指導・歯石除去により、歯ぐきの健康を保ちます。
また検診ごとの検査で歯周病の再発がないかをチェックします。

レーザーで歯周病 Perio
レーザーによる歯周病の治療は、痛みが少なく、安全で、再発する可能性が低い治療方法です。

<レーザー手術のメリット>
〇痛みがほとんどない
〇傷んだ歯茎を早期に治す作用がある
〇歯石が再付着しにくい
〇複雑でデリケートな歯周ポケッないの治療が可能